三重県尾鷲市情報サイト


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フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照  豆知識コーナー
【尾鷲市とは】
三重県南部の、熊野灘に面する都市。全国的にも雨の非常に多い都市の一つである。
面積の90%は山林であり、海岸はリアス式海岸である。黒潮の流れる熊野灘に面し、背後を山に囲まれて
いることから、非常に雨が多くなっている。年間降水量は4,000mm以上に上る。市東部の須賀利町は、
長年陸路が通じず、昭和の大合併の際に、海路交通しかない尾鷲市への編入を選択し、飛地の状態となっている。
市名は「おわし」と読まれることもあるが、地元では本来「おわしぇ」と読んでいたので、それを標準語化した
「おわせ」を市名に制定した(昭和29年6月20日に制定)。ただし、昭和9年に撮影された尾鷲駅の写真をみると、
「をわし」となっており、昭和26年の同写真では、「おわし」となっている。
江戸時代から林業の町として栄え、尾鷲ヒノキは全国的に知られる。また、天然の良港を基盤とした水産業も発達。
1950年代より、臨海石油化学コンビナート、発電所の立地で工業化を図る。
雨の多い町であるため骨の多い独特な「尾鷲傘」の生産もある。
【リアス式海岸】
谷が沈降してできた入り江を、溺れ谷(おぼれだに、drowned valley)という。もともと海岸線に対して垂直方向に
伸び、河川により浸食されてできた開析谷が溺れ谷になり、それが連続して鋸の歯のようにギザギザに連なっている
ような地形をリアス式海岸という。海岸線に対して平行な開析谷が沈水した場合は、ダルマチア式海岸と呼ばれる。
海岸線に直角な隆伏の激しい地形が沈水するとリアス式海岸になり、さらに沈水が進むと多島海になる。元々、
これらの沈水は谷の周辺の沈降によって起きたと考えられていたが、気候変動などの研究が進み、最終氷期が終わった
ことによる世界的な海水面の上昇によるものと考えられるようになった。
リアス式海岸の鋸の歯のように複雑に入り組んだ入り江内は、波が低く水深が深いため、港として古くから使われた。
溺れ谷に河川が流れ込み続けるなど、汽水域としての環境もあり、沿岸漁業や養殖などの漁業が中心として営まれる。
しかし、陸地は起伏が多く、急な傾斜の山地が海岸にまで迫ることもあり、平地が少ないため、陸路での移動は不便に
なりやすい。このため、長らく船以外に外部との交通手段がない「陸の孤島」となっていた所もある。
海岸線に対して垂直に開いているため、津波が襲来した場合、湾口に較べて奥の方が狭くなっている入り江では、
波高が通常よりも高くなって被害が大きくなる。そのため、津波を防ぐための高い防潮堤を設けるなどの対策が
取られている。また、湾内では一度押し寄せた津波が反射波となり対岸同士を繰り返し襲い、
津波の永続時間が長いことも知られている。
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